カルディビル
市街地の角地に建つ2階建てのテナントビルです。
1階と2階のデザインを分けずに一つの建物としてデザインしました。(パッケージデザイン)
1階はテナント(現在はブティック)、2階はオーナーの飲食店となっています。
依頼者所有の土地が狭小地のため、1階テナントはまだしも、2階の自分で運営する飲食店の客席と厨房がきちんと確保できるだろうかというところからスタートしました。
また、外観については、1階のテナントにはブティックを入れるつもりとのことで、デザイン性の高い建物にしたいというご要望がありました。
このように、まずきちんとしたスペース確保ができるかどうかの判断と、準備資金内でデザイン性の高い建物が実現可能かどうかという部分が最終的に判断したいとのことでした。
最終的にはオーナーをご紹介してくれた人の信頼ということです。
このご紹介をいただいた方は何度か一緒にお仕事をさせていただいた土地家屋調査士さんで、真面目で誠実に仕事に取り組む姿勢を評価いただいているように思います。
狭小地のため限られた面積で仕事がしやすいよう、特に厨房の中に関しては使い勝手を重視し、ミリ単位での検討を何度も行いました。
また、コストについても雰囲気を壊さずにお金をかけない方法を検討し、オーナー様が納得のいく仕様で完成させることができました。
1階のテナントにはブティックが予定されており、かねてからの外観はデザイン性の高いものということで、コンセプトとして1階と2階のデザインを分けずに、1つの建物としてデザインするパッケージデザインを採用。
主に下記の建材を仕様しました。
左官下地のデラクリート:収縮が少なくクラックが少なくなる)
外壁そとん壁(自然無機質左官材):耐用年数が長く質感が出るため採用
ガラスブロック:(透明感を与えながら採光を取る)
デザイン性が素晴らしい、想像以上のものを作ってくれた
よくこの狭い面積で納得のいく厨房を作ってくれた
とのことでした。
カウンター席
テーブル席 その1
テーブル席 その2
お手洗い その1
お手洗い その2
外観(夜)